静けさが、部屋を満たす 賑やかだった夏の色が 壁に滲んだ影になる 朝、窓を開けると 冷たい空気が、頬を撫でる 夏の間、焦がれてばかりだった 何かを、失くした気がした それでも、 空には高い雲が浮かび アスファルトの隙間か ...